水虫ってどんな虫?
水虫の原因菌は白癬菌という真菌でいわゆるカビです。そう、パンなどにはえるカビの仲間です。カビはかぜの原因であるウイルスや化膿の原因である細菌(=バイ菌)よりも大きく、皮膚科へ行くと足の裏の皮膚を軽くこすって顕微鏡でカビがいるかどうか確認してくれます。カビがいれば水虫です。
水虫の原因菌は白癬菌という真菌でいわゆるカビです。そう、パンなどにはえるカビの仲間です。カビはかぜの原因であるウイルスや化膿の原因である細菌(=バイ菌)よりも大きく、皮膚科へ行くと足の裏の皮膚を軽くこすって顕微鏡でカビがいるかどうか確認してくれます。カビがいれば水虫です。
うつります。水虫のお父さんが歩くと家中にカビをまくことになります。あまり神経質になることはありませんが、水虫になればお風呂上りに足をふくマットやタオルは他の人と分けた方が良いでしょう。治療しないと感染源になってしまいます。家族のためにも早く治療を始めて下さい。
あります。かゆいということは自分の皮膚がカビに対して抵抗しているということで、逆にかゆくないということはカビを受け入れていることになります。ですから、かゆみのない方が、もしくはかゆみがなくなってからが、根気良く治療する必要があるように思います。
かゆみがないのは水虫がなおったサインではありません。かゆみがなくなったからといって勝手に治療を止めないで下さい。
カビをやっつける抗真菌剤には塗り薬とのみ薬があります。足の水虫なら9割の患者さんは塗り薬だけで良くなります。それでだめなとき、内服薬を組み合わせたらどうでしょうか。これでほとんどの患者さんは治ります。
カビはかゆいところにだけいるものではありません。また、かさつきや赤みのあるところにだけいるのでもありません。足の水虫の場合、かゆみや皮疹のあるなしに関わらず、ゆびの間と足の裏全体にうすくのばすように塗って下さい。
最近の水虫の塗り薬は1日に1回ないし2回塗るものが主流です。1回であればお風呂あがり、2回であればお風呂上りと朝起きたときに塗って下さい。お風呂上がりは汚れが落ち、また皮膚が柔らかくなって薬がよくしみこむのです。
治療により赤み・かさつき・みずぶくれなどがみられなくなってきて、それとともに顕微鏡で見るとカビは減ってきます。症状が消えてから1ヶ月、少なくともカビがいなくなるまでは続けた方がよいでしょう。
なおります。昨今の塗り薬・のみ薬はよく効くのです。しかし水虫は、はしかなんかとは違って免疫がつかないので1度治れば2度とならないという保証はありません。一生ならない人が大勢いる中、何度も繰り返す人がいるのです。水虫にとって住み良い環境(足)というのがあると思わざるを得ません。その都度早めに、そして根気よく治療しましょう。
オヤジだけの病気だとおもわれがちですが、勿論女性も子供もなります。決して恥ずかしい病気じゃありません。ためらうことなく皮膚科へ行きましょう。
塗っていて良くなればそれでよい、としか言いようがありません。ただ2つばかり問題があります。
まずは本当にそれが水虫かどうかということです。足の裏にできる皮膚病は決して水虫だけじゃありません。そこへいくら市販の水虫の薬を塗ってもなおらないですね。やはり診断をつけるために専門医に相談するべきでしょう。
もうひとつには、一種類の塗り薬がさまざまな状態の水虫を対象にするって何かおかしくありませんか?皮膚科医は状態に応じて薬を使い分けています。
爪が白く濁ってきたり分厚くなってきます。爪が曲がって痛みがあるなどの症状がなければ、まずは塗り薬で治療しましょう。のみ薬でも効果が現れるのに少なくとも3ヶ月はかかります。塗り薬ではかなりの根気が必要です。焦らずに治療しましょう。
そんなことはありません。皮膚のあるところどこが水虫になってもおかしくありません。また、手、頭などいろいろなところにみられます。間違えて湿疹の薬を塗るとカビにとっての肥やしになりひどくなってしまいます。ご注意を。
水虫は湿ったところが大好きです。できるだけ通気性のよいものにしましょう。かといってスーツに下駄というわけにはいきませんね。ビジネスシューズでは革底のものが通気性が良いようです。また長靴やゴム底の靴はどうしてもむれやすいようです。
足がはれてきた、汁がでてきた、痛みがある、そんな時はもう待ってられません。今日行けなければ明日にでも皮膚科へ行って下さい。